「夫が生命保険に加入してくれない。子供もいるのに・・・」
と嘆く妻をよく見かけます。
もし夫が亡くなったら家族はどうなるのか、重い病気になったらどうするつもりなのか、何も考えてくれないのではないかと、妻はとても不満と不安を感じるはずです。
なぜ夫は生命保険に入ってくれないのか、その心理を解説していきます。
夫はなぜ生命保険に入ってくれないのか
夫が生命保険に加入してくれない理由を、いくつか挙げてみます。
すべて筆者が直接聞いた理由です。
必要性が分からない

生命保険に加入する理由が分からない。僕が死んだら勝手に生きていけばいいでしょ。再婚すればいいし。大きい病気になっても高額療養費制度があるし、貯金から払うよ。
実はこれが最も多い理由です。
自分が死んでお金を残す意味が分からない。病気になっても貯金から治療費を払うから保険は要らない。そういう理由です。
これを聞いた妻はだいたい離婚を考え始めます・・・
損得で考えている

生命保険なんてコスパ最悪でしょ?払った分戻ってこないし。
YouTubeなどで有名人がこの手の意見を力説することがあります。
保険は保険なのでコスパではないのですが、本質的には「お金がもったいない」という心理に理由付けをしているのだと思います。
ネガティブな想像をしたくない

不幸が起きた時のことを想像すると、具合が悪くなる・・・
性格が繊細で真面目なのかもしれません。
保険の話は基本的に不幸な話しかありません。亡くなったり、大病したり、老後に年金が減ったり・・・それに備えるのが保険なのですが、暗い想像はしたくないものです。
世帯主の無保険は深刻なリスク
言うまでもありませんが、夫の無保険状態は極めてリスクの高い状態です。
無保険で起きるのは次のような事態です。
- 亡くなった後で妻や子供が毎月の生活費に困る
- 重い障害を負ったときに収入が途絶え生活できなくなる
- 大病したときに治療費に困る
- 住宅ローンを支払えるだけの収入が無くなる
生命保険に加入しなければ支出も少なく済むのは間違いありません。しかし月々数千円程度の出費を削ったばかりに、数千万円単位の損失を生むことになります。
本人に内緒で加入することはできない
しかし、妻が夫に内緒で生命保険に加入することはできません。
対面での手続きでも、ネット保険の手続きでも、本人確認が必要なのです。
長岡FP事務所では、生命保険が苦手な男性のために、極めてシンプルに分かりやすい説明を心がけています。
ぜひ一度ご相談ください。