【初心者必見】住宅ローンの基礎知識をわかりやすく解説!後悔しないためのポイントとは?

住宅ローンの基礎知識

マイホームの購入は、人生における最も大きな買い物の一つです。そして、その際にほとんどの人が利用するのが「住宅ローン」です。

しかし、専門用語が多く、仕組みが複雑だと感じていませんか?

「よくわからないまま契約して後悔した…」なんてことにならないために、この記事では、住宅ローンの基礎知識を初心者の方にも分かりやすく解説します。

そもそも住宅ローンとは?

住宅ローンとは、自分が住むための家(マンションや一戸建て)を購入したり、リフォームしたりするために、金融機関からお金を借りる仕組みのことです。

なぜ自動車ローンなど他の目的別ローンに比べて金利が低く、長期間の借入が可能なのか?

それは、購入する家と土地を「担保」として提供するからです。万が一返済が滞った場合、金融機関はその家を売却して資金を回収できるため、低い金利で貸し出すことができるのです。

最重要!金利タイプの違いを理解しよう

住宅ローンの返済額を大きく左右するのが「金利タイプ」です。主に3つの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自身のライフプランや金利変動に対する考え方に合わせて選ぶことが重要です。

1. 変動金利型

  • 特徴: 半年ごとに金利が見直され、返済額は5年ごとに再計算されるのが一般的です。
  • メリット: 当初の金利が他のタイプより低く設定されていることが多いです。
  • デメリット: 市場金利が上昇すると、返済額が増えるリスクがあります。

2. 全期間固定金利型(代表例:フラット35)

  • 特徴: 借入時の金利が返済終了までずっと変わりません。
  • メリット: 毎月の返済額が一定なので、将来の資金計画が立てやすいという大きな安心感があります。
  • デメリット: 変動金利型に比べると、借入時の金利が高めに設定される傾向があります。

3. 固定金利期間選択型

  • 特徴: 「当初10年間は固定金利」というように、一定期間だけ金利を固定できるタイプです。
  • メリット: 固定期間中は返済額が変わらない安心感と、全期間固定型よりは金利を抑えられる可能性があります。
  • デメリット: 固定期間終了後、その時点の金利で再度金利タイプを選び直す必要があり、金利が上昇していると返済額が増える可能性があります。

住宅ローンを組むまでの基本的な流れ

住宅ローンは、申し込んでから実際に融資が実行されるまで、いくつかのステップを踏む必要があります。

ステップ説明
資金計画・ライフプランニング自己資金と月々の返済額を考慮し、金融機関の情報を集める。家計から返済が可能か、FPに相談する。
(FPは保険営業マンではなく住宅資金専門であること)
事前審査(仮審査)年収や勤務先の情報で簡易審査を受け、借入可能額を把握。
物件の売買契約不動産会社と購入物件の売買契約を締結。
本審査住宅ローンを申し込み、正式な審査を受ける。
ローン契約準備が整ったら、金融機関とローン契約を結ぶ。
融資実行・物件の引き渡し融資金の支払いと物件の引き渡しを行う。

後悔しないための3つの重要ポイント

最後に、住宅ローン選びで失敗しないための重要なポイントを3つご紹介します。

  • 無理のない返済計画を立てる 年収に占める年間返済額の割合を「返済負担率」といいます。一般的に、この割合が 20%~25% に収まるように計画するのが安心です。
  • 金利だけで選ばない 金利の低さは魅力的ですが、手数料や保証料、団体信用生命保険(団信)の内容もしっかり比較検討しましょう。トータルコストで判断することが大切です。
  • 諸費用を忘れない 物件価格以外にも、登記費用や印紙税、ローン手数料、火災保険料などの「諸費用」が必要です。一般的に物件価格の7%~10%程度かかると言われていますので、忘れずに資金計画に含めておきましょう。

変動金利が上昇をはじめています

変動金利タイプは今後、金利上昇にともない返済額が増加していくと考えてください。

すでに金利は上昇を始めています。毎月の返済額が数万円上がってしまうと、家計破綻を起こし家を手放す人が増えると想像できます。

フラット35のような全期間固定金利タイプを選ぶか、自己資金を多く用意してローンの元金を少なくするか、リスク対策はいくつかあります。

必ず住宅専門のファイナンシャルプランナーに相談して決定してください。ファイナンシャルプランナー(FP)にも種類があります。昨今は生命保険の営業マンのことをFPを呼ぶことがありますが、住宅ローンについて詳しくはありません。必ず住宅資金相談を専門とするFPを選んでください。

自分に合った住宅ローンを選ぶためのサービスがあります。ぜひ参考にしてみてください。